2014年05月15日

フィリップ・マーロウ

世界中で愛される’ハードボイルド’な’私立探偵’と言えば、フィリップ・マーロウ(Philip Marlowe)ではないだろうか。彼は、アメリカのミステリー作家レイモンド・チャンドラーによって生み出されたキャラクターである。

女性と酒が好きな私立探偵マーロウは、普段、ユーモアとだらしなさ(?)でシリアスな一面を覆っているのであるが、ごくまれに見せるダークな顔は、ちょっと怖い・・・。一般的には、反骨精神に満ちたタフなイメージが強いと思うのだが、僕が惹きつけられるのは、彼が心に抱えている「虚無感」である。

シリーズ中では名作として名高い「The Long Goodbye(長いお別れ)」と「The Big Sleep(大いなる眠り)」より、その辺を語ったセリフを抜粋してみたい。

星と星の間にある空間くらい虚ろで空しいんだ。
"I was as hollow and empty as the spaces between stars.", Raymond Chandler

かかしのポケット並みに空っぽの人生さ。
"I was as empty of life as a scarecrow's pockets.", Raymond Chandler

なかなか、シャレた表現で、ついついニヤリとしてしまうのだ。

ちなみに、日本語訳版で有名なマーロウのセリフ
「タフでなければ生きていけない。やさしくなければ生きる資格がない。」
に関しての個人的な意見は、原文では'hard'となっている部分に「タフ」という言葉を使った翻訳者のセンスが素敵だと思う。
posted by kazoo at 17:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 文学、登場キャラクター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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