2014年02月26日

山岡鉄舟

幕末に活躍した山岡鉄舟は、当時最強と言われるほどの剣豪でもあった。

多くの剣豪がそうだったように、鉄舟(鉄太郎)も若いころは、無謀で乱暴なところもあったらしい。しかし、心を入れ替えてからは、剣禅一致を目指し、ついには、心さえ強ければ、たとえ刀がなくても負けることはない境地「無刀流」に到達した。

江戸無血開城を望む勝海舟と西郷隆盛との会談を実現させるため、幕府からの使者となった彼は、敵である官軍の陣営を威風堂々と歩きぬいて見事に大役を果たした。交渉は圧倒的に不利な状況だったにもかかわらず、官軍側の最高司令官だった西郷の圧力に一歩も引かず、最終的には西郷をも心服させた。

また、彼は剣や禅のほか、書も達人の領域に到達していて、
僕が好きなエピソードに自分の贋作に感心した話がある。

有名だった彼の作品には、当時から多くの偽物も出回っていた。
ある日、本物の鉄舟だと気づかない物売りが、彼の書の偽物を売りつけてきた。
しかし、その書に感心した彼は、身分を明かさずに購入したのだ。

彼にも名言が多く、有名なところでは、

「晴れてよし 曇りてもよし 富士の山 もとの姿は 変わらざりけり」

Perfect when clear,
Perfect when cloudy,
Mount Fuji's
Original form
Never changes

他にも、

「禅は石鹸に似ている。それを使って手を洗うけれど、最後に洗い流す。」

"Zen is like soap. First you wash with it, and then you wash off the soap.", Tesshu Yamaoka

なんかも味があっていい。

どんな危機的状況にいるときも、
お風呂に浸かっているときも、
同じ心境で生きられたら素晴らしい。
常々、僕もそれを目指しているのだが。

ラベル: 山岡鉄舟 幕末
posted by kazoo at 17:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 人物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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本1980年代に子供時代、1990年代に青春時代を過ごした。
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