は、野球で打席に立つバッターに使う野次である。
つまり、何もしないで立っているだけということだ。
鳥や獣から畑の穀物を守るために、畑に立てられる人形は、わらで作られるのが一般的で、日本では、「へのへのもへじ」の顔と一本足などの特徴がある。
英語では、「scarecrow」。
その言葉通り、カラスなどの鳥を驚かせるのが目的なのだが、
学習能力の高いカラスには、あまり効果を発揮しないようである・・・。
また、「オズの魔法使い」にも登場していて、
「脳」のないカカシは、「心」のないブリキのきこりと「勇気」のないライオンと共に、主人公の少女ドロシーの旅に加わるのである。
そのカカシのセリフに面白いのがあって、脳がないのにどうやって話ができるのか?というドロシーの問いに、彼はこう答えている。
「さあね。でも、何も考えない人間にも、びっくりするくらいに、よくしゃべるヤツもいるんだろ?」
"I don't know... But some people without brains do an awful lot of talking... don't they? ", Scarecrow
なかなか、カカシも上手いこと言うじゃないか。まったくだ。