2022年03月27日

金田一耕助の食べる焼きイモ

学校から帰ってみる再放送で横溝正史のテレビシリーズを知ったと思う。あの不気味な世界観は子供時代のトラウマで、とくに「犬神家の一族」のスケキヨや沼から両足がV字で突き出ていた殺人現場など記憶にこびりついている!


なかでも、古谷一行の演じた金田一耕助が好きだった。もじゃもじゃの髪をかきながら、がに股でドシドシ歩く姿にはしびれた。

なんといっても、エンディングがよかった。壊れた草履を修理して、地面に腰かけて焼き芋をもぐもぐ食べるのだが、途中でのどに詰まらせて、胸をどんどんたたくシーンは最高だ。子供時代は、金田一がほおばっているのが、おにぎりかちまきに見えていた。

茶木みやこの歌うエンディングテーマも僕らのノスタルジーを刺激する。

学校から帰って見たテレビの再放送に郷愁を感じてしまうのだ。
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2022年02月27日

ジムの露天風呂につかること

汗を流す。それだけで、体にたまっていたストレスも抜け出る気がする。

ここ最近の楽しみは、ジムの後の露天風呂。
あの幸福感を味わうために重い重量を持ち上げたり、引っ張ったり、しばらく走ったりするくらいさ。

風呂で話し好きのおじさんなんかと一緒になると、ちょっと疲れる・・・。
ゆっくり浸れないだけでなく、ひどいときには、のぼせて気持ち悪くなることもある。

露天風呂は、寒い日がいい。雪がちらちらしてれば最高。
シャワーで汗を洗い流して外へ出て、ぎりぎりまで寒い中で震えてから、温かい湯につかる。
あの瞬間の快感は忘れられない。

朝や昼に入れるときは、青空をゆっくり流れる雲を見る喜びもある。

自分の通っているスポーツジムの露天風呂には、静かにクラシック音楽なんかが流れている。
元旦は休館だったけれど、新年のころはお正月の琴の音なんかが流れていてよかった。

ただし、週2、3回くらいがちょうどいいだろうな。
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2022年01月30日

肉まんの皮からむいて食べること

幸せを感じるもの、湯気の上がるホカホカの肉まん。

そのままかぶりつくもよし。
真ん中から割って食べるもよし。

自分の場合、子供の頃、まず、肉まんの周りの皮だけむいて、食べていた。
この食べ方をやっていた人は、けっこう多いと思う。

きっかけの多くは、ジャッキーチェンの木人拳だろう。
狂暴な殺人拳の達人にジャッキーが汚れた皮をむいて饅頭を食べさせてやるシーンだ!

さて、英語で表現するなら「dumpling」か。
Chinese dumplings
小麦粉で練った団子や餃子なんかにも使われるが。

包んでいるのを強調するなら「wrapped」
調理法の蒸しを強調するなら「steamed」
さらに、「あんまん」だったら、「sweet beans」
をつけたい。

フカフカでホカホカの肉まんは最高だ。
ラベル:英語
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2021年12月30日

筋トレ近況(押す筋力)

筋トレを始めて、2年半。だいぶ体力もついてきた。

最近は、「押す」筋肉を強めようと持ち上げる運動を多めにやった。個人的な目的は、ベンチプレス(寝た状態なんかでバーベルを持ち上げる運動)で自分の体重以上分くらいは持ち上がるようにしていたい。

ただし、現在通っているジムでは、もっと初心者用のチェストプレスというマシンを使っている。これは、座った状態で胸筋をきたえる機械。ある日、ジムのベテランに教わったやり方では、バーを浅い状態から持ち上げると普段より負荷を2、30kg増やすことができるのだ。その重量に慣れてきたら、バーを深い位置からはじめるのである。

来年は、「引く」筋力も強化したい。
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2021年11月27日

英語の発音武者修行(トロント・コメディ編)

「この国で俳優をやりたいのなら、その日本語のなまりをなんとかしろ。」

トロントでコメディショーをプロデュースしていたカナダ人から、そう言われた。その後、彼とは長い友人となり、僕の英語から日本語アクセントを抜く猛特訓が始まったのである。

まずは、これから毎日、10人以上に道で時間を尋ねるんだ!
そう言われてから、いろんな人種に声をかけまくった。

Do you have the time?
何時か分かりますか?

次は、街中の本屋に電話をかけて、こう尋ねろ。

Do you have Anthony Robbins?
アンソニー・ロビンズ置いてますか?

世界的な自己啓発本の有名人だ・・・。この辺から、英語武者修行は妙な感じに進むのである。

怖かったのは、ストリートにいるギャングっぽい黒人たちを笑わせろとの指令。
このときばかりは、自分は何も知らない日本人だとアピールするのに必死で、逆効果だった気がする。

しかし、だんだんと度胸はできてきて、何件かコメディクラブのステージに立つことができた。
スタンドアップ・コメディ、「スタンダップ」と呼ばれる漫談で、ひとりでしゃべり続けなければならない。

最初は、Amature Nightと呼ばれる素人部門からスタートした。
客はビールを片手に野次を飛ばすのである。だいぶ”日本に帰れ!!”とありがたい言葉をもらえた・・。

思い出したら、続きはまた次回。
ラベル:英語 演劇
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2021年10月10日

日曜日の昼前のさびしさ

晴れた日曜日の午前。

たとえば、イベントや用事が午前中に終わってしまった日曜日の朝。
心にぽっかりと穴が開いたような寂しさみたいなのを感じる。

道行く人は少なく、いつもよりスローに見える。
そんな光景を見ながら帰宅するのは、なぜか寂しい。

そういえば、昔、カナダで聴いたライオネル・リッチーの曲にもあった。
Lionel Richie「Easy Like Sunday Morning」

やっぱり、この曲は”日曜の朝のようにのんびり”している理由が、
満たされない日常から逃避するためであったと記憶する(たしか・・・)。

ま、だからこそ、じゃあ、これから再び街に出ようとか、
買い物しようとか、前向きな行動につながればいいんだけどね。

ラベル:英語
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2021年09月26日

泣いた頼朝

長らく続いた”武士の世”の始まりを生み出した源頼朝は、容姿が良くて、頭脳も明晰だったという(女性によくもてた!)。

一方で、のちに弟の源義経や従兄弟の木曾義仲を殺害するなど、自分を脅かすものは身内さえも消してしまう冷酷で非情な人物としても知られる。頭が切れすぎる彼は、すべて独りで決断しなければならず、だんだん、他の人間が信用できなくなってしまったのかもしれない。

でも、父親の義朝が’平治の乱’で敗れて亡くなり、母親や兄弟たちと引き離され、都から遠い地で”負けた家の人間”として育ったのだ。孤独な幼少時代が人格形成に影響を及ぼしたとしても仕方なかろう。

そんな頼朝が涙を流した記録がある。吾妻鏡に「御落涙」に続いて「数行」とあるため、何度も泣いたのだと。

それは、墓の前だった。
その墓は、佐奈田与一という名の武将とその忠実な部下たちのもの。「源氏再興」を掲げて挙兵した頼朝が、その第一歩を踏み出すきっかけとなった石橋山の戦いで、命を投げ出して先陣を切った武士たちだ。

日本の頂点に立った頼朝は、その幼少時代同様に独りだった。少しでも気を抜けば、自分が追い落とされるかもしれないぎりぎりの状況の中で、唯一信頼できたのは、自分の夢にかけて死んでくれた友だけだったのではないか。
ラベル:源頼朝
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2021年09月19日

「世界は、光あふれる」ウエストサイド物語

若いころは、ミュージカルが嫌いだった。

ひところは自分も海外の舞台でミュージカルに参加していたにもかかわらず、あのスポットライトを浴びた明るい世界には、なかなか、なじめなかったのだ。

だが、あれから20年が過ぎたある日、テレビで流れるミュージカルのワンシーンを見て、不覚にも目頭を熱くしてしまった。あの歌「ウエストサイド物語(West Side Story)」より’Tonight’の一節だ。

"The world is full of light,..." 
「世界は、光あふれる」から続く、

"The world is wild and bright,..."
「世界は、荒々しく輝く」というフレーズ。

そのとき、だらだらと人生を過ごしている自分の精神に、恐ろしい雷のような衝撃を与えたのだった。

そうだ。
世界は輝いているのだ。
自分が暗く沈んでいようと。
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2021年08月15日

下町の名言「釣りはいらないよ」

夢を追う若者には、応援したくなるなにかがある。

詳細は忘れた。たしか、定食屋を営む老夫婦が、役者を目指している金のない若者に、ときどき、無料でご飯を食べさせていた。年月が流れ、その若者は、地道な活動が実って、テレビでドラマ出演が決定し、なかなか有名になった。ある日、彼は、あの定食屋を再び訪れたのだ。

昔、よく作ってくれた定食を食べ終えた彼は、テーブルに一万円札を10枚置いて、老夫婦に言った。
「ごちそうさま。釣りはいらねーよ!」

・・・最近、M1チャンピオンになった芸人が、いつも無料で散髪してくれていた店で、「今日からはお代を払います」と涙を流しながら散髪されていたシーンには、心を打たれた。
posted by kazoo at 17:23| Comment(0) | 日記、コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月14日

下町の名言「戻ってくるなよ」

2ちゃんねるで有名なった名言に「もう戻ってくんなよ!」があった。

意味としては、今いるところは本当はいるべき場所ではなく、その悪意や愚痴に満ちた場所から早く出て行けよと背中を押しているのだ。
ちょっと悲しいのは、言った本人もその中の住人であることを自覚している点。でも、あとから来た者に自分と同じ間違いをさせたくないのかもしれない。

その場が「2ch」というのが絶妙で、たとえば、それが刑務所や少年院だと重すぎて、プロスポーツの2軍や3軍なんかだと、しっくりくるかもしれない。

真逆の言葉「いつでも帰って来いよ」も泣かせるんだけど、「戻ってくんなよ」には、なにか哀愁があってグッと来てしまうんだ。
posted by kazoo at 10:49| Comment(0) | 日記、コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

本1980年代に子供時代、1990年代に青春時代を過ごした。
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